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ごあいさつ |
嘉永元年の創業より150余年後の今日に至るまで、串一筋に鰻料理を貫き、その伝統の調理法で蒲焼を焼き続けております。 当店の最も誇りとするのは、その大切な歴史をまじめに保持し続けている事でございます。
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屋号のいわれ |
鰻が昔から多くの人々に賞味されてきた事は、万葉集の大伴家持のうなぎの歌でもよく知られていますが、中国でも古代から「鰻井」(ばんせい)と名付けられた鰻の故事がいろいろ伝えられております。 その一つ二つを紹介しますと、昔中国の越州広天寺境内に高さ数丈(一辺が約20センチ)の井があり、その地方にひどい旱りや流行病などの災害が起こると、不思議にもこの深泉が開かれ、湧き出す霊水とともに鰻が出遊するというので、土地の人々は常にこれを待ち望んだという事です。 また、鎮江県北地方、甘露寺の境内にある井は、常日頃水が乏しいので妙機と言う僧が井を浚ったところ鰻を得ましたが、以来水の絶えたことがなかったというころから、この井を「鰻井」(ばんせい)と名付けたと言われております。 これに似た伝説は数多くありますが、全て霊魚とされた鰻が天災地変より人命を守ったことが、これらの伝えのもとになっております。 このような故事にあやかり「鰻井」(ばんせい)のようにいつまでも、人の生命と生活の源泉になる店でありたいと願いまして「鰻亭」(ばんてい)と名付けたものでございます。
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